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zoom RSS テーマ「文房四宝」のブログ記事

みんなの「文房四宝」ブログ

タイトル 日 時
牛の水滴
牛の水滴 東京骨董小旅行のつづき。 猫の皿のとなりに鎮座していた黄色い牛。 掌に乗る大きさのそれは雄々しくて小さいのに十分な存在感。 一見恐そうにみえて。よくみるとわずかに開いた口元と円な瞳が可愛らしい。 おそらくは清朝末期か民国時代の黄交趾の小品で、これもまた、猫の皿と同じく 歌人 吉井 勇の旧蔵にかかるもの。 歌人の机上にあってほとばしる創作の泉を具象化するのに一役買っていたであろう彼(牛)も今は静かに身を休めている。 ...続きを見る

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2011/04/02 09:30
奈辺の小物たち
奈辺の小物たち  桃の花の盛りは短くて・・・という話は先日書いた話であるが、私自身、今年はまだ一度も桃の花を見てはいない。それでいて家路の途中には目に鮮やかな白梅が咲き乱れ、場所によっては少し早めの桜がちらほらと花を咲かせていたりして日々の寒暖の差の激しさを文字通り目で見て知るのであるが、そう考えるとやはり桃は花より実にその歩があるようだ。 桃の実は豊穣の仙果として食すれば不老長寿を得ることができるという信仰があったためか、桃の実を題材とした絵や器物は数多い。古染付の食器やマッコリを呑むための酒盃、西王母(せ... ...続きを見る

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2010/03/15 22:31
春待ちの〜
春待ちの〜 ここに一面の硯がある。その材質は陶(すえ)で、まるで宜興紫砂(ぎこうしさ)の茶壺のようであり、彫り出された梅の枝は硯の海までせり出している。よく見ると、硯は巻子本を開いた形をしており、作者は本を開いて咲き零れる花(梅花)を眺めながら詩作するという意図をもってこれを作硯したのであろう。裏面には「道光乙酉 春」とあり、清代の道光5年、すなわち1825年に作られたことがわかる。作者名もあるのだが、なんと読んで良いのか私には判らない。ただ、後からこの硯をみた西冷印社(せいれいいんしゃ)の祟氏が「あ、これ... ...続きを見る

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2010/01/11 09:22
上海古董哀歓記〜戦国時代 銅盤
上海古董哀歓記〜戦国時代 銅盤  実は先日、中国上海へ行ってきた。もちろん、目的は「なにかないかな。」という骨董(中国では「古董」というらしい。)巡りなのだが、「中国で骨董を買おうなんてむざむざ騙されに行くようなものさ。」という諸兄の声が聞こえるようである。事実、(今回も行ってみて思ったのであるが)9割がたはその通りで、街中で(なにか掘り出してやろう。)なんて夢のまた夢である。有名な古玩通りを歩いても文革の頃のものはまだしも清朝末期のものでも頗るあやしい。それでも(せめて清朝末期頃のもので気に入ったものが手に入ったらいいなあ。... ...続きを見る

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2009/10/08 00:35
心を澄まして〜墨を摺る
心を澄まして〜墨を摺る  多忙な日常に心を安んずるひととき。そんな安閑とした心の平安を得るにはどうしたらよいのだろう。私は昔から墨を摺る。「墨」に彩りがあることを認識したのはいつのことであったか。幼い頃、通った習字の塾、いや、どこまでもあせることなく黒々とした墨汁になんら感慨をおぼえなかった。 時折遊びに行った祖母の家でそよぐ風に吹かれて静かにゆれていた一幅の掛物。何と書かれていたのかは思いだせないが吉田茂の書いたものだと聞いた。「どんな人?」と訊ねる私に「昔のえらい人だよ。」と答えた祖母の声が耳に残る。「でも、この字... ...続きを見る

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2009/10/04 23:32
古玉愛玩〜その13 居眠り童子
古玉愛玩〜その13 居眠り童子  この子は何をしているのだろう? これが初めてこの童子を見かけたときの感想である。主人にいわれて客人を待っているうちに春の陽気に誘われて日頃の疲れがでたのであろうか。つい、うとうとと眠りこける「かむろ」。随分無理な格好をしながら一見、気難しそうな顔のまま、あまりの眠気に根負けしたのかよく見ると口角は下がり今にも涎が垂れそうである。さらによく見ると鼻提灯がでているではないか。そんな無邪気な顔を眺めていると思わず愛おしさすら感じる。「可愛いなあ。我が家でしばし、おやすみよ。」と思われ続け、幾百歳(い... ...続きを見る

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2009/09/30 19:04
奈辺の小物たち〜陳舜臣『漢古印縁起』の世界に憧れて
奈辺の小物たち〜陳舜臣『漢古印縁起』の世界に憧れて  いまさらいうまでもないことだが私は陳舜臣の小説が大好きである。なかでも『漢古印縁起』という短編を愛読している。それは戦前、中国の銅の専売商の子孫が家の倉庫に眠っていた銅印を贋物であると思いながら古印収集家に売りつけたら実は本物の漢代の古印であったという物語だが、そのなかでその印を偽造したとされたのが清代の篆刻家、丁敬(ていけい:1695〜1765)である。実際に丁敬が行ったのは習作であって偽造ではないのだが、その物語の性格上、私は長い間、ちょっと名の知れた二流程度の篆刻家なのだと勝手に信じ込ん... ...続きを見る

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2009/09/29 23:23
奈辺の小物たち〜古銅霊獣筆架
奈辺の小物たち〜古銅霊獣筆架  久しぶりに訪れた骨董屋さんのウィンドウの片隅に息を潜めていた一匹の龍。はじめてこれを見つけたとき、私には明らかにそう見えた。そして骨董動物好きの性(さが)、思わず手に取ってみる。(うん?古銅かしらん。とすれば、古そうには見えるが江戸時代のものかな、それにしてはもっと古そうなんだけど。)と思い、もの静かなご主人にその産を訊ねる。「ああ、これは中国ですよ。でも、そんな漢なんてふるいもんじゃありません。まあ、五百年くらいにはなるんじゃないですか。」とこともなげに仰る、それを聞いて、ああ、やっぱりな。... ...続きを見る

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2009/08/29 23:52
古玩愛蔵〜古銅 鹿水滴
古玩愛蔵〜古銅 鹿水滴  私は動物好きである。なかでも猫、犬、猿、鹿となればなおさらである。そのなかで鹿は特に好きである。小学校の修学旅行で初めて訪れた古都、奈良。奈良公園の鹿に内心おののきながら煎餅をやった少年の頃。敷地内を我がもの顔で闊歩する「神の使い」は本当に神々しく見えた。このとき訳もわからず小遣いをはたいて買った土産物の鹿の茶杓はどこへいったのだろう。以来、私は鹿の大ファンである。そんななか出逢ったのがこの水滴。実はこの修学旅行の際、偶然見つけた古ぼけた(なんて失礼な。)店のウィンドウに同手のものが飾られてい... ...続きを見る

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2009/08/09 03:24
古墨に魅せられて〜徽州老胡開文製『八駿図』
古墨に魅せられて〜徽州老胡開文製『八駿図』 この季節、降り続く雨を窓辺に眺めながらふと気がつくとなにやら佳い薫りがする。墨が匂うのだ。清朝最期の皇帝 傅儀(ふぎ)の弟、傅傑(ふけつ)の書幅から、また幕末の公家、冷泉為理(れいぜい ためただ)の極美短冊から。鮮やかな墨痕は芳香を誘(いざな)う。そんなこともあってか古墨(こぼく)に興味がある。古墨といえば、戦前の宰相 犬養毅(号:木堂:ぼくどう)は古玩の蒐集家としても著名であったらしいが、その遺族は最後まで古墨のコレクションは手放さなかったとか。手で触れ、その匂いを楽しんだらしい。また、例のご... ...続きを見る

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2009/07/09 00:11
奈辺の器たち〜その2 古瀬戸灰釉小壺
奈辺の器たち〜その2 古瀬戸灰釉小壺 最近、とみに暑い日が続いている。こんなときにはなにか涼し気な器物でもないかな。と思い引っ張り出してきたのがコレ。古瀬戸灰釉(かいゆう)の小壺である。もともと、何に用いられたのかは定かではないが。おそらく墨を摺る際の水入れ(水盂)として用いられたのではあるまいか。時代は鎌倉といいたいところだがやはり室町時代くらいである。しかし、本来失われがちなオリジナルの蓋も付属しており、やはり伝世したものらしい。今はこれに象牙の蓋を付けて一亭一客の茶事にでも用いたくなる。   <古瀬戸灰釉小壺 室町時代> ... ...続きを見る

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2009/06/25 22:41
古玉愛玩〜その10 水盂(すいう)
古玉愛玩〜その10 水盂(すいう) 水盂(すいう)は文房具のひとつ、墨をするときに差す水を入れておく容器である。さまざまな形と材質のものがある。かつて某有名コレクションの琥珀の水盂を手に取ってみる幸運に恵まれたことがある。そのときから水盂の優品がひとつはほしいと願っていた。今回、幸いにも手に入れることができたので掲載する次第。青玉(せいぎょく)の水盂である。蓮の葉をかたどっており、その色と相まっていかにも涼やかである。時代は明末くらいありそうなのだが一応、清代であろう。いつか、これに見合う古硯と名墨がほしいと願いつつ果たせてはいな... ...続きを見る

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2009/06/18 00:32
架蔵名品撰 2 尊き牛〜尼門跡 光照院尊杲女王愛用『牧純硯』
架蔵名品撰 2 尊き牛〜尼門跡 光照院尊杲女王愛用『牧純硯』 馴染みのギャラリーの主人に「あなたが好きそうなものがありますよ。」と言われて見せられた一面の硯。一見、到底、硯には見えず、なにやら動物の置物かと思われた。まるで羊のようであるが、どうも違うらしい。膝をついて踞るさまはなかなかに愛らしい。付随する宝永2(1705)年の硯屋 長兵衛の極書によると「紫石牛硯」とされ、唐物(からもの)、つまり中国製であるとされている。さらに塗蓋には金字形(きんじぎょう)で『牧純』とある。また、『牧純硯記』という由緒書によれば洛北 尼門跡 光照院の什物であり、同院の乾(戌... ...続きを見る

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2009/06/03 20:31

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