古玉愛玩~その1  玉蝉(ぎょくせん)

私が昔から心惹かれるもののひとつに「玉」(ぎょく)がある。中国の歴史が好きであるから、ある意味当然の帰結かもしれない。『完璧』の語源となった春秋時代の『和氏(かし)の璧(へき)』の物語を読んで自国の15城と交換してまで欲しいと思える(実際には交換していないが。)玉ってどんな玉だろう。とか唐代の詩人 王翰(おうかん)の詠んだ『涼州詞』にでてくる夜光杯(やこうはい)、はたまた、金剛石(こんごうせき:ダイヤモンド)から生まれた孫悟空。中国の歴史や文化と玉は切っても切れない密接な関係にある。そもそも、いつまでも変わらず美しく有り続ける玉の不変性が尊ばれ続けてきた理由なのだろう。実際、春秋戦国時代から清朝にいたるまで多くの玉製品が存在する。そんななかで長年、是非ほしいと思っていたのが玉蝉(ぎょくせん)。蝉は長く地中に居て地上に這い出ることから『蘇り』の象徴であり、死者の口に含ませたと云う。実際、実物をみると、7~8センチもあるものを本当に口に含ませたかいささか疑問ではあるが、再生を夢見た権力者たちの『不老不死』への憧れを感じられて楽しくもあり尊くもある。玉は『天壌無窮』、肉体は滅び去っても常に変わらずそこに在ったのだろう。
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玉蝉(左から紅山文化、漢時代、北宋時代)

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